54歳で出産した俳優ブリジット・ニールセン、「女性の高齢出産は、なぜ批判されるの?」

「60代や70代で父親になった男性が、同じことを言われるでしょうか?」

54歳で妊娠したことを、Instagramで報告した俳優でモデルのブリジット・ニールセン。

6月22日に娘のフリーダを出産し、二人でうつった写真をInstagramに投稿した。

写真にはたくさんのお祝いコメントが書き込まれる一方で、「母親になるには高齢すぎる」「赤ちゃんがかわいそう」「自己中心的」といった批判もあった。

批判に対してニールセンは、気持ちがわからないわけではないが「高齢の父親は、社会からバッシングされないのに、なぜ母親は非難されるのか」とPeople誌のインタビューで述べた。

「『何であんなに高齢で子供を産むのか』という人もいるでしょう。しかし、60代や70代で父親になった男性が、同じことを言われるでしょうか?」

「(高齢出産に)懐疑的な人がいることはわかっています。否定的な考えを私は尊重します。でもこれは私の人生だから」

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一方でニールセンは、高齢での出産の難しさについても語っている。

ニールセンにはすでに、34歳~23歳まで4人の子供がいるが、フリーダは現在の夫マッティア・デッシとの最初の子供だ。デッシとの子供が欲しくて、デッシと出会ってすぐの40歳の時に、卵子を凍結して10年以上も体外受精を続けたという。

「ここまで、すごくすごく長い道のりでした。だから子供を望む女性に、諦めなくていいけれど、現実を見なければいけないと伝えたいです。(体外受精や卵子凍結は)とてもお金がかかります。私が選んだ方法は、簡単じゃないし安くありません」

体外受精が成功する確率は3~4%と医師に言われ、何度も何度も失敗したとニールセンは明かした

専門家によると、女性のライフスタイルが変わるにつれて女性が子供を産む年齢が上がり、体外受精が増えている。国際生殖連盟のリチャード・ケネディ会長はこう話す

「特に西ヨーロッパでは、年齢を重ねてから子供を持つ女性が増える傾向にあります。それがライフスタイル、個人の選択になっています。女性たちは、自分のキャリアをまず築き、30代後半や40代初めで家族を作るようになっています」

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