「エグい面白い」「フォローしてる人が全員褒めてる」などと、大絶賛の声がSNS上に溢れている映画がある。
映画監督・俳優養成スクール「ENBUゼミナール」のプロジェクトで制作された「カメラを止めるな!」だ。
公開当初はたった2館のみで上映された本作が、7月25日、TOHOシネマズ新宿などをはじめとする全国40館以上で上映されることになったと発表された。
メガホンを取ったのは、これまで各地の映画祭で話題をさらっていた上田慎一郎監督。オーディションで選んだ無名の俳優たちと体当たりで撮影したという本作は、37分のワンカット・ゾンビサバイバルからはじまる、驚きと笑いのたえない意欲作だ。
6月23日の公開直後からSNSでの熱い感想がどんどん広がり、上映劇場では満席が続出。立ち見で対応する劇場もあった。Twitterでは「チケットが全然取れない」という悲鳴が相次いでいる。
興行通信社が発表している「週末観客動員数ミニシアターランキング」で、7月21日・22日の1位に輝いた。
日刊スポーツによると、映画は約300万円とかなりの低予算で制作された。これがたった10日間で動員3000人、興行収入は300万を超えた。
「とにかく見て」著名人も次々ツイート
SNSでの拡散が話題を呼び、今回の上映館拡大につながった本作。
AKB48グループの指原莉乃さんをはじめ、お笑い芸人など多くの著名人が熱量たっぷりの感想をツイートしている。特徴的なのは、多くの人が口々に、他の人にも「見て欲しい」と訴えかける点だ。
カメラを止めるな!
会う人全員にすすめてるんだけど誰もみてくれない。本当に元気でるから観に行って欲しい〜!内容とか調べずに。本当に面白いから〜〜!!!
— 指原 莉乃 (@345__chan) 2018年7月18日
カメラを止めるな!観てから何かやりたい熱が止まらないし止めなくていい
— 小沢一敬 (@ozwspw) 2018年7月21日
公式サイトによるとストーリーは、ゾンビ映画を撮影しているクルーの物語だという。
とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に 本物のゾンビが襲いかかる!大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。
"37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル!"
......を撮ったヤツらの話
今回の発表に際して上田監督は、「一生分の『想像もしていませんでした』を使い果たした...と思っていた矢先に今回のお話。間違いなく僕の 34 年の人生史上最大の『想像もしていませんでした』となりました」と喜びをコメントした。
上映中・近日公開の主な上映劇場
≪上映中≫K's CINEMA/池袋シネマ・ロサ/ユーロスペース/チネチッタ/イオンシネマ大宮/イオ ンシネマ京都桂川/シネマスコーレ/ユナイテッド・シネマ キャナルシティ 13
≪7 月 28 日(土)~≫大分シネマ 5
≪8 月 3 日(金)~≫TOHO シネマズ 日比谷/TOHO シネマズ 日本橋/TOHO シネマズ 六本木ヒ ルズ/TOHO シネマズ 新宿/TOHO シネマズ なんば/TOHO シネマズ 名古屋ベイシティ/TOHO シネマズ モレラ岐阜
≪8 月 4 日(土)~≫シアターキノ/別府シネマブルーバード劇場
≪8 月 10 日(金)~≫吉祥寺オデヲン/イオンシネマ港北ニュータウン/TOHO シネマズ ららぽーと磐 田/チネ・ラヴィータ/フォーラム八戸
≪8 月 11 日(土)~≫シネマ・ジャック&ベティ/シネマサンシャイン大街道
その他、最新の劇場公開情報は公式サイトで更新される。
熱狂の"伝染"はまだまだ続きそうだ。