サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会で6月27日(現地時間)、一時は1次リーグ敗退が危ぶまれたメキシコが辛くも決勝トーナメント進出を決めた。
同じグループで競り合っていたドイツが韓国に敗れたためで、メキシコのサポーターたちは韓国の勝利を我が事のように祝福。メキシコにある韓国大使館にもサポーターたちが殺到、大使館幹部もテキーラのラッパ飲みで「返礼」した。
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メキシコはこの日、ロシア・エカテリンブルクで同じグループFのスウェーデンと対戦したが、0-3で敗れ、決勝トーナメントに進出できるかどうかは、同じ時間帯にあった韓国対ドイツ戦の結果にゆだねられた。
ドイツが勝った場合、得失点差で決勝トーナメントへの道は絶たれることに。世界ランク1位のドイツに対し、韓国は57位。韓国は実力的にも、2連敗している現状から言っても勝てる見込みはなかった。
ところが、そんな下馬評を覆して、韓国がドイツに2-0で勝利。これにより、メキシコの決勝トーナメント進出が決まった。
メキシコのサポーターたちは、国内外で喜びを爆発させた。首都メキシコシティにある韓国大使館前には、サポーターたちが集まり、勝利をもたらした韓国に感謝した。ニューヨークタイムズのジェームズ・ワグナー記者はその様子を撮影した動画をTwitterで投稿した。
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それによると、大使館幹部がメキシコ人と思われる男性に肩車され、テキーラを瓶ごとラッパ飲みする姿が映っている。
また、アメリカのスポーツ専門チャンネル「FOXスポーツ」も韓国とメキシコのサポーターたちが喜び合っている動画をツイートしている。
メキシコは決勝トーナメントで7月2日、世界ランク2位のブラジルと対戦する。