新女王・SKE松井珠理奈の決意「私たちが戦わないといけないところはある」(スピーチ全文)

「きょうは泣きません。だって感謝しかないもん」
(写真は2016年)
(写真は2016年)
TPG via Getty Images

『第10回AKB48世界選抜総選挙』開票イベント(16日、愛知・ナゴヤドーム)

 人気アイドルグループ・AKB48の53rdシングル(タイトル未定・9月発売)を歌う選抜メンバーをファン投票で決める『第10回AKB48世界選抜総選挙』がナゴヤドームで開票され、19万4453万票を獲得した地元SKE48の松井珠理奈(21)が10回目の出馬で初めて女王の座に輝いた。

 マイクの前に立った珠理奈は、テレビのオンエア時間を冷静に確認にしながらも、会場に集まったファン、テレビを見ている視聴者、そして同じ志を持った48グループのメンバーに向けて、思いを語った。

 以下、珠理奈のスピーチ全文。

 きょうは泣きません。だって感謝しかないもん。いつも応援してくださって、私をここまで連れてきてくださった皆さん、まずは本当にありがとうございます。時間がないみたいだけど、伝えたい感謝の気持ちがいっぱいあります。

 (スタッフに確認)2分前? わかった、2分で全部伝える。だから泣かない。

まず名古屋で総選挙ができたのはAKBのおかげです。AKBがなければ、SKEはありません。そして後から追いかけてくれる後輩がいるから、SKEがいられます。日本だけじゃない、世界にも48グループがいる。それが強みです。

 関わってくれるすべての皆さん、ファンの皆さんが一番ですよ。本当にありがとうございます。だから大切なファンの方をがっかりさせることは言いたくないけど、私は総選挙1位がゴールだと思ってやってきました。今、1位になりました。

 (少し間をあけ)だから......卒業しません! やっと気づきました。48グループにまだ必要だと思われてるって...。泣かない! チャンピオンが泣いてちゃいけない。きょう、いろんなメンバーの涙を見ました。もどかしい思い、全部わかります。だって全部やってきたんだもん。もちろん48グループの全ては知りません。私はSKEがスタートだから。偉大な先輩でも今の48グループが一番最高です。それはどんなときでも皆さんがそばにいるから、何があっても私達のそばにいてくれるから。

 メンバーが寂しい姿を見たくない。それを助けられるのはファンの皆様しかいないでし。だからこれからどんなことがあっても、ずっとずっとそばにいてください。約束です。

 これで一旦、総選挙の戦いは終わります。でも、まだ私たちが戦わないといけないところはあります。私は本気でAKB48グループを一位にしないと気がすまないです。こんなに頼もしい後輩がいてくれる、こんなにあったかいファンがいてくれる。だからみんなが信じ合えば、また48グループは、アイドル界のトップになれます。なりたいじゃダメ、なるんです。

 私が卒業しないのは 、きょうのみんなのスピーチのおかげです。まだ自分にもやれることがあります。寂しくさせないでください。

 SKEのみんな、聞いてほしい。きょうここナゴヤドームで開催してくれたこと、名古屋の皆様、愛知の皆様が頑張ってくれたからです。私たちに言わせてください。ここ名古屋で第10回の総選挙を開催してくださって、本当にありがとうございます。来年、もし総選挙があったら、誰が1位になっても途中で帰らないでください。私達のことを最後まで見ていてください。

 (3位だった宮脇咲良へむけて)ライバルになってくれて、ありがとう。

 (女王の椅子を指差し)座っていいですか? この椅子って偉大すぎて座れない。

(椅子に座って感無量の表情)私、名古屋に生まれてよかったー。

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