6月14日の早朝から夜にかけて、千葉県内で地震が相次いでいる。午後7時40分時点で計6回の地震が観測された。
中でも午後7時4分ごろに発生した千葉県南部を震源とする地震は、推定される規模がマグニチュード4.1と最大だった。千葉県いすみ市、睦沢町、大多喜町で震度3を記録した。
千葉県東方沖では6月に入って地下の岩盤がずれ動く「スロースリップ」現象を観測。政府の地震調査委員会は今後、周辺の地震活動が活発になる可能性があるとして注意を呼びかけていた。
14日午前10時から午後6時にかけて起きた3回の地震に関して、気象庁地震予知情報課がNHKニュースの取材に、以下のようにコメントした。
「過去にスロースリップが起きた際に地震があった範囲に含まれている。より揺れの大きな地震が起きる可能性もあるので、今後の地震活動に十分注意してほしい」
■6回の地震の詳細は?
気象庁の地震情報によると、6月14日午後7時すぎまでに起きた5回の地震の詳細は以下の通り。
午前7時14分ころ
震源地:千葉県北西部
震源の深さ:約70km
推定される地震の規模:マグニチュード3.8
観測された最大震度:2
午前10時39分ころ
震源地:千葉県南部
震源の深さ:約10km
推定される地震の規模:マグニチュード3.5
観測された最大震度:2
午前12時07分ころ
震源地:千葉県南部
震源の深さ:約10km
推定される地震の規模:マグニチュード3.2
観測された最大震度:2
午後5時49分ころ
震源地:千葉県東方沖
震源の深さ:約30km
推定される地震の規模:マグニチュード3.2
観測された最大震度:1
午後7時04分ころ
震源地:千葉県南部
震源の深さ:約10km
推定される地震の規模:マグニチュード4.1
観測された最大震度:3
午後7時34分ころ
震源地:千葉県南部
震源の深さ:約20km
推定される地震の規模:マグニチュード2.7
観測された最大震度:1