世界が注目した6月12日のアメリカと北朝鮮の首脳会談。トランプ大統領の側近ら、会談の「当事者」たちが相次いでTwitterで会談の模様を紹介した。
ソーシャルメディア時代を反映した彼らの「情報発信」から、米朝首脳会談に迫った。
トランプ大統領の補佐官でソーシャルメディアディレクターを務めるダン・スカビーノ氏は、自身のアカウントでトランプ氏と北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の「ファーストコンタクト」までの写真を複数投稿した。
シンガポール・セントーサ島のカペラホテルで、両首脳が回廊を歩いて近づく様子や、「13秒間の歴史的な握手」の瞬間などが写っている。スカビーノ氏は「歴史」という言葉を添えた。
両首脳はその後、1対1の会談、側近らを交えた拡大会合、ワーキングランチと日程をこなしたが、スカビーノ氏はその都度、写真つきで投稿した。
スカビーノ氏は会談に先立ち、トランプ氏を乗せてシンガポールに向かう大統領専用機「エアフォースワン」の内部を写した貴重な写真も紹介している。
トランプ氏のサラ・ハッカビー・サンダース報道官は、両首脳による1対1の会談を見守る両国の要人らをとらえた写真などを投稿した。
1対1の会談を終えてバルコニーに姿を現した両首脳の姿も。
会談の「下準備」をしてきたポンペオ国務長官は、会談の会場に向かう自身の様子を投稿。
会談を間近で見守っている、という点では「関係者」と言えなくもないメディア。CNNのホワイトハウス「番記者」、ジム・アコスタ氏は、両首脳がワーキングランチの後、報道陣に近づく様子を動画で投稿した。
両首脳が何らかの合意文書に署名することを示唆した、「署名する」というトランプ氏の発言もとらえている。
そして、合意文書を署名するための机の設置状況や、両首脳が実際に合意文書を交換する様子も「速報」した。