悪質タックル問題で、日大アメフト部の前監督・コーチが記者会見したことを受けて、被害者の父で大阪市議の奥野康俊さんは5月24日、Facebookに「指導者2人に対して、体の震えが止まりません」と投稿した。
奥野さんは「前監督は一切の関与を否定。これでは宮川君が、可哀想でなりません。酷すぎます」と指摘。
内田前監督が試合中、危険タックルのシーンを見ていなかったと主張したことを念頭に、「試合中のビデオ、動画、写真を撮っていた観客の皆さん、前内田監督が見ているシーン、顔の向きがわかるシーンなんでも結構です。そのデータを頂きたい」と情報提供を呼びかけた。
■日大は前監督・コーチと選手の発言が食い違う
日本大学アメフト部の選手は21日、顔と名前を明らかにした上で、井上奨コーチから「『相手のクォーターバックを1プレー目で潰せば出してやる』と言われた」と記者会見で明らかにした。
一方、日大は23日、都内で緊急記者会見を開き、内田正人前監督が「私からの指示ではございません」と関与を否定。井上コーチは「潰してこい」と発言したが、負傷させる意図はなかったと主張していた。
■奥野康俊さんの声明抜粋
拡散のお願い
昨日の内田前監督、井上コーチの会見を受け 5/6の試合以来初めてアップします。
お願いがあります。
前監督は一切の関与を否定。これでは宮川君が、可哀想でなりません。酷すぎます。親の立場で我が息子と重ねると宮川君は、加害者ではありますが、指導者2人に対して、体の震えが止まりません。
以下お願いです。
前内田監督が悪質なタックルシーンを試合中見てなかったと会見で述べられました。
試合中のビデオ、動画、写真を撮っていた観客の皆さん、前内田監督が見ているシーン、顔の向きがわかるシーンなんでも結構です。そのデータを頂きたいのですがよろしくお願いします。
私は、この事件に息子と、アメフト、アメフトを愛する両大学の子どもたちの為、日本のスポーツ界の信頼回復の為全てを捧げる所存です。
すでに、市議会維新代表にも伝えております。私の記者会見前に決断していたことですが、任期満了を持って大阪市議会議員にピリオドをうち、次の選挙では立候補いたしません。
残りの人生をかけ真剣に、とことん、この問題に向き合う覚悟です。ご協力お願いいたします。