日本大のアメリカンフットボール部の選手が、関西学院大との試合で危険なタックルをかけるなど反則行為をした問題が、大きな波紋を呼んでいる。
Twitterでも、日大や内田正人アメフト部監督への批判が吹き出しているが、「日大アメフト部」を「日大ラグビー部」と混同してツイートする人たちが後を絶たない。
Twitterで「日大」「ラグビー」と検索してみると、混同しているツイートが相次いでいる。
「内田監督を辞めさせると、もう日大ラグビー部は優勝できない、そうしたら大学の宣伝効果がなくなるっと言うことで、隠ぺいしようとしているなら、大学そのものも反社会的組織ということになるんじゃないでしょうか」
「今回の日大ラグビー部の件はよく分かる。カリスマ監督の指令は何よりも死守せねばならないのだ。その後外部からの反応があって初めて事の重大さに気付くことになる」
混同は、まったく関係のない「日本体育大学」(日体大)まで及んでしまっている。
日体大の卒業生で、NHK「おかあさんといっしょ」の「ひろみちお兄さん」で人気を集めた佐藤弘道さんは18日、自身のブログで「我が母校『日本体育大学』に大学名が似ているという事だけで、間違えてクレームをSNSであげている方もいる」と、注意を呼びかけた。
アメフトは、ラグビーがアメリカで独自進化を遂げたスポーツ。楕円形のボールなど、共通点もあるが、ルールが大きく違う。
同時にプレーする人数はラグビーが15人、アメフトが11人。
ラグビーはサッカーのように攻撃と守備が一体となって進む。それに対してアメフトは野球のように攻撃と守備でターンが入れ替わる。
また、アメフトはヘルメットやショルダーパッドなど「防具」の着用が義務付けられている。
さらに、ラグビーは、ボールを前方に投げると反則だが、アメフトは前方にボールを投げることができる。
アメリカにはNFLというプロリーグがあり、野球やバスケ、アイスホッケーをしのいで、人気ナンバーワンのスポーツとなっている。