黒柳徹子、西城秀樹さん悼む 『ザ・ベストテン』での共演回顧「ダントツに歌がうまかった」
「傷だらけのローラ」「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」などのヒット曲で知られる歌手の西城秀樹(本名:木本龍雄、きもと・たつお)さんが16日午後11時53分、急性心不全のために死去した。63歳だった。西城さんの訃報を受け、『ザ・ベストテン』の司会を務めた女優・黒柳徹子(84)が17日、所属事務所を通じてコメントを発表した。
書面では「西城秀樹さん」の書き出しで「ザ・ベストテンの出演者のなかで、ダントツに歌がうまかった。YMCAをみんなでやったこと、忘れません」と、西城さんとの共演を振り返り「最後に会ったとき、足をひきずって歩いてたのが気になったけど、『頑張りますね』と仰って私の勇気にもなった。残念です」と思いをつづった。
『ザ・ベストテン』が放送開始された1978年1月当時、すでにトップスターだった西城さんは、第1回放送から「ブーツをぬいで朝食を」がランクイン。その後も出す曲が次々とランクインし、番組の常連となった。
中でも最大のヒットとなったのが1979年2月発売の「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」。当時、TBSのスタジオにはハチマキ姿の女性ファンが集結し、小さな円形ステージに立って歌う西城さんを取り囲んで大いに盛り上がった。
そして1979年4月5日には、番組史上最高得点となる「9999点」を記録(翌週4月12日にも「9999点」)。ハガキによるリクエスト、レコード売上げ、各地のラジオ放送局でのランキング、そして有線放送のランキングという4つの要素で得点が決定する同番組で「9999点」というのは、番組終了時まで誰も超えられない偉大な記録となった。
■以下、コメント全文
西城秀樹さん
ザ・ベストテンの出演者のなかで、ダントツに
歌がうまかった。YMCAをみんなでやったこと、忘れません。
最後に会ったとき、足をひきずって歩いてたのが
気になったけど、「頑張りますね」と仰って
私の勇気にもなった。残念です。
黒柳徹子
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