楽しかったゴールデンウィークも終わり。明日から通常営業の方も多いと思います。
山積みの仕事、ソリの合わない上司、同僚との人間関係、無茶振りばかりの取引先...。ついつい「もう働きたくない!」「給料分以上の仕事はしたくない!」と、愚痴をこぼしたくなる時はありませんか。
そんな時、僕は小説「銀河英雄伝説」のセリフを、そっと心の中でつぶやきます。すると、どうでしょう。ちょっとだけスカッとします。ビジネスシーンで役立つかもしれない「銀英伝」の名言を集めてみました。
■ライバルに先を越されたら...
わが部隊は現在のところ負けているが、要は最後の瞬間に勝っていればいいのだヤン・ウェンリー
■長い会議にうんざりした時は...
卿らの討議も、長いわりに、なかなか結論がでないようだなパウル・フォン・オーベルシュタイン
■仕事がうまくいったら...
これが名将の戦いぶりというものだ。明確に目的をもち、それを達成したら執着せずに離脱する。ああでなくてはなヤン・ウェンリー
■嫌味を言われたときは...
ほめられたと思っておこうオスカー・フォン・ロイエンタール
■会議で言い負かされそうになったら...
それは正論だ。だが、正しい認識から正しい行動が産み落とされるとはかぎらないからねヤン・ウェンリー
■行きたくない飲み会に誘われたら...
ここは退くかオスカー・フォン・ロイエンタール
■成功する見込みがない仕事をやらされそうになったら...
個人が勝算のない戦いを挑むのは趣味の問題だが、部下を率いる指揮官がそれをやるのは最低の悪徳であるアレクサンドル・ビュコック
■上司や取引先が無茶な要求をしてきたら...
黙れ下衆!!オスカー・フォン・ロイエンタール
■愛社精神やゴマすりを無理強いされたら...
忠誠心というものは、その価値を理解できる人物に対してささげられるものでしょう。人を見る目のない主君に忠誠をつくすなど、宝石を泥のなかへ放りこむようなもの。社会にとっての損失だとお考えになりませんかアントン・フェルナー
■上司が理想ばかりを語っていたら...
目前に急務があるわけだから、まずそれをかたづけよう。夕食の用意ができてもいないのに、明日の朝食について論じてもはじまらないヤン・ウェンリー
■優秀な就活生を面接で見つけたら...
敵としてこれほど恐ろしい相手を知りません。しかし、友とできればこれに勝るものはないかとジークフリード・キルヒアイス
■上司からアドバイスを求められたら...
よい上官とは、部下の才幹を活かせる人をいうのですパウル・フォン・オーベルシュタイン
■部下や後輩から相談事を持ちかけられたら...
お前に向けて閉ざすドアを、私は持っていないよヤン・ウェンリー
■「仕事をやめたい」と部下や後輩が愚痴っていたら...
俺もやめたい。だけど人生はままならぬものでな。大人になるってことは、やりたいこととやらねばならぬことを区別することさオリビエ・ポプラン
■部下や後輩が仕事に失敗したときには...
百戦して百勝というわけにもいくまい。一度の敗戦は一度の勝利によって償えばよい。いちいち陳謝は無用であるラインハルト・フォン・ローエングラム
◎「銀河英雄伝説」とは
「銀河英雄伝説」は、田中芳樹さんのSF小説。遠い未来の宇宙を舞台に、専制政治を敷く「銀河帝国」と民主共和制の「自由惑星同盟」との対立を描いた一大叙事詩だ。
主人公は「銀河帝国」の提督ラインハルト・フォン・ローエングラムと「自由惑星同盟」の軍人ヤン・ウェンリー。それぞれ「常勝の天才」「不敗の魔術師」と称えられる両者は、ともに知略を尽くし、壮大な艦隊戦を繰り広げ、宇宙の覇を争う。
さらには、「腐敗した民主共和制」と「優れた君主による独裁制」のどちらが正しいのか――。そんな永遠の政治的テーマも読者に問いかける。
1982年に第1巻が刊行。これまでに本伝10巻、外伝5巻で累計1500万部のセールスを記録。アニメ「銀河英雄伝説」(本伝、外伝)はdアニメストアなどで配信中。2018年4月から「銀河英雄伝説 Die Neue These」がTOKYO MXなどで放送中。