日本時間5日7時32分頃、ハワイ諸島を震源とする地震が発生しました。
気象庁によると、地震の規模を示すマグニチュードは6.9、震源の深さは不明です。(5日8:30現在)
PTWC(太平洋津波警報センター)によると、ハワイ島の以下の場所で小さな海面変動があった模様です。
・HILO 20cm
・KAPOHO 40cm
・HONUAPO 15cm
なお、この地震による日本への津波の影響はありません。
4日にはキラウェア火山で噴火、避難命令も
ハワイ島のキラウェア火山周辺ではここ数日、地震が頻発しています。
地震の規模がM5以上とかなり大きくなりつつあり、日本時間4日は東側の三ヶ所で小さな割れ目噴火を起こし溶岩を流出しました。それによって火山湖の溶岩上面が下がりました。
時事通信によると、アメリカのイゲ州知事は非常事態を宣言。地元当局は約1700人の住民を対象に避難命令を出したとのこと。米メディアは、火山の上空に噴煙が立ち上る映像を伝えた。負傷者が出たという情報はありません。
帰国の便への影響は今のところ無い見込み
ゴールデンウィーク終盤ということで、ハワイから日本への帰国の航空の便への影響が心配です。
ウェザーニュースの地震・火山を監視している地象センターによると、
空の便は影響は今のところないとのこと。
日本時間4日の噴火の際に上がった噴煙も火口壁が崩れて舞い上がったように見えるのと、キラウエア火山はは溶岩の流出をメインとした噴火が多いので、航空機に影響のある火山灰はあまり出すタイプではないそうです。
風向きもキラウエア付近は弱い東風が入っていて広範囲には広がらず、ハワイ島のハブ空港のコナは西側とのことで、現地便への影響も無さそうです。
地震の揺れによる影響も震源地付近は日本の震度に換算すると震度5弱相当の強い揺れだったようですが、コナなど都市部周辺は弱い揺れだったので地震による被害もなさそうだとのことです。
(2018年5月5日ウェザーニュース「海外地震 ハワイ諸島付近でM6.9の地震 日本への津波なし」より転載)