かつて「平成の怪物」と呼ばれた男が、日本球界で12年ぶりの勝利をあげた。
ソフトバンクから中日に移籍した松坂大輔投手が4月30日、ナゴヤドームで行われたDeNA戦に先発で登板。6回までを3打点1失点に抑えて、勝利投手となった。
スポニチによると、日本球界での勝利は、2006年9月19日のソフトバンク戦以来12年、日数にすると4241日ぶり。大リーグから日本プロ野球に復帰後、けがなどでなかなか結果が振るわず苦しんだが、念願だった初勝利をたぐり寄せた。
Advertisement
日刊スポーツによると、この日は初回に3点の援護をもらい、リードした状態で試合を進めた。5回にはツーアウト満塁のピンチから、フォアボールを与えて失点を許したが、続く打者を抑えて切り抜けた。
松坂は、2015年からソフトバンク入団で日本球界に復帰したが、肩の故障などで昨季の1軍登板はほとんどなかった。18年1月に入団テストを受けて中日入りした。
松坂は試合後のインタビューで、「今日のウイニングボールは特別なものになりました」と喜びを噛み締めた。
「怪物」の勝利に、Twitter上には球界やファンからの祝福の声が広がった。
Advertisement