金正恩氏、平壌冷麺をPR中に苦笑 「遠くからってのは、言っちゃまずかった」

南北首脳会談の夕食会に平壌冷麺を出すため、製麺機やシェフを送り込んでいた
並んで歩く金正恩委員長(左)と文在寅大統領(4月27日撮影)
並んで歩く金正恩委員長(左)と文在寅大統領(4月27日撮影)
Handout . / Reuters

韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長による「南北首脳会談」が4月27日、軍事境界線の板門店で開かれた。会談冒頭のあいさつで金氏は夕食会に出る平壌冷麺をPRする一幕があった。

「今日の夕食会について相談してきましたが、平壌冷麺をなんとか持ってきました。文大統領は、遠くから運んできた平壌冷麺をゆっくりと......。遠くからってのは、言っちゃまずかったか(苦笑)。美味しく召し上がっていただければ幸いです」

朝日新聞デジタルによると、平壌の有名レストラン「玉流館(オンリュグァン)」の冷麺をメニューに加えるよう求めたのは韓国側だという。北朝鮮は、玉流館の首席料理士と製麺機を板門店の北朝鮮側施設「統一閣」に送り、できたての冷麺を夕食会会場となる韓国側施設「平和の家」に提供するという。

4月初旬に韓国から北朝鮮に芸術団が派遣された際にも、女性アイドルグループ「Red Velvet」のメンバーが「玉流館」で平壌冷麺を食べるシーンが話題になっていた。

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