「Yes!高須クリニック」のキャッチフレーズで有名な美容外科「高須クリニック」に対して、東京地裁が「No!」と判決を言い渡した。
大西健介・衆院議員(民進党、現在は希望の党)の国会での発言で名誉を傷つけられたとして2017年5月、同クリニックの高須克弥院長が1000万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴えを東京地裁に提起していた。
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テレ朝ニュースによると、東京地裁は4月23日、名誉毀損を認めず高須クリニック側の訴えを退けた。
TBS NEWSによると、東京地裁は「大西議員の発言は、高須クリニックのCMを指していると見ることができる」とした一方で、「高須クリニック自体の社会的評価を低下させるものではなく、名誉毀損ということはできない」として訴えを棄却した。
高須克弥院長は判決を受けてTwitterを更新。自身のイラストの写真などを添えながら、「即日控訴!」と控訴する意思を明らかにした。
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訴状によると、大西議員は2017年5月17日の衆院厚生労働委員会で、悪徳な美容外科の広告や勧誘の問題を追及。質問の中で、固有名詞と連絡先だけを連呼する業者のCMを例に挙げて陳腐だとし、例として「イエス!まるまるクリニック」と発言した。
高須院長側は「発言が『イエス!高須クリニック』を指すことは明らか。陳腐なCMを行っているというレッテルを貼られた」と訴えていた。