日本のPCゲーム「東方Project」の人気キャラクター「博麗霊夢」(はくれい・れいむ)が、海を渡った中国で花の名前になっていたことが判明した。
「本当に霊夢にそっくり」「想像以上に霊夢」と日本でも話題になっている。
■中国のアニメファンの間で話題に
国立花卉園芸研究センターは2017年9月、北京林業大学が開発したサルスベリの新品種として「灵梦(霊夢)」を承認したと写真付きで発表した。
Advertisement
現地紙「南方都市報」によると4月19日、中国のアニメファンの間で、「灵梦」の花が話題になったという。名前だけでなく、「灵梦」の縮れた花びらが、赤字に白く縁取りされている様子が、「博麗霊夢」のつけている髪飾りとそっくりだったからだ。
■「先輩、オススメの名前があるよ」
同紙は「灵梦」を育てて命名した北京林業大学の大学院生、徐婉さんらに取材した。徐婉さん自身は「ネット上の反応に驚いている」として、東方Projectの関係は明かさなかった。
一方、徐婉さんの後輩の李耀さんは、東方シリーズのファンだと認めた上で、新品種の名前を考えていた徐魏さんに「先輩、オススメの名前があるよ」と勧めたと打ち明けた。
■博麗霊夢とは?
博麗霊夢(はくれい・れいむ)は、同人サークル「上海アリス幻樂団」によって制作された「東方Project」のキャラクター。架空の「博麗神社」の巫女という設定だ。
Advertisement
1996年に発表されたシリーズ第1作「東方靈異伝 」を含めて、ほとんどの作品で主人公として登場している。
※霊夢の写真は、有限会社キューズQが10月に発売予定のフィギュア「東方Project 博麗霊夢 東方香霖堂版」の紹介ページより。
【訂正】李耀さんについて「徐婉さんの弟」と記載していましたが、正確には「徐婉さんの後輩」でした。(2018/04/23 10:28)