自身の女性問題をめぐって週刊誌記者から取材され、辞職の意向を周囲に伝えた新潟県の米山隆一知事(50)が4月17日、新潟県庁で記者会見し、涙ながらに女性問題の存在を認めた。朝日新聞デジタルが報じた。
一方、自身の進退については「整理する時間を少しもらいたい」と表明を先送りした。
米山氏は15日、過去に知り合った女性との関係について「週刊文春」記者の取材を受け、近く掲載される見通しという。
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産経ニュースによると、米山氏は取材について、「事実関係がものすごく違っているわけではない。詳細は意思決定したときの記者会見でお話したい。女性問題です」と述べた。
女性とはインターネットなどを通じて知り合ったとし、知事に就任する前後に男女の関係を「短い期間に数回」持ったことを明かした。
一方で、「相手はすべて独身の方。未成年ではない」とも語り、金銭の授受については言葉を濁した。違法性の有無を問われると、「自分の中でそういうつもりではないが、そうであると取られる余地はある」と含みを持たせた。
その上で、報道陣から「辞任を考えなければならないほどの内容か」と問われると、「考えうることだ」と答えた。
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NHKによると、米山氏は「まだ結論は出ていない。あと数日、1日、2日と思うが整理する時間を与えて欲しい。私自身が決断するために貴重な時間を空費してしまうことを許して欲しい」とわびた。
また、朝日新聞デジタルによると、米山氏は「知事は太陽であるべきで、かげってはいけない」と、県政の停滞を招いたことへの責任を述べた。