平昌五輪・フィギュアスケート女子の競技終了後、4位入賞を果たした宮原知子選手にインタビューした松岡修造氏に称賛の声が寄せられている。
23日のフリーで、宮原選手は華麗なスピンやステップシークエンス、コンビネーションジャンプを披露。オペラ「蝶々夫人」にのせて、のびのびと演技し、自己ベストを更新する大健闘を見せた。その出来栄えは、自身がガッツポーズを見せるほど完璧なものだった。
実況を担当したテレビ朝日の進藤潤耶アナウンサーは「これが世界の宮原知子だ!」と称えた。
■開口一番に「おめでとうと言いたい」
全選手の演技終了後、松岡氏は宮原選手をインタビュー。開口一番、4位となった宮原選手に「ショートもフリーも自己ベスト。このオリンピックで本当に自分を超えた。おめでとうと言いたい」と賛辞を送った。
これには宮原選手も笑顔。「やれることはすべてできたと思うので。ここまできたらメダルを取りたいって終わった瞬間は思ったんですが、やっぱり、まだまだ足りないところもありましたし、まだまだできることがあるなと感じました」と胸中を明かした。
真っ先に宮原選手の健闘を称えた松岡氏の姿勢に、Twitterでは「人としての大きさ、アスリートへのリスペクトを感じる」「かっこよすぎて泣きそうになった」などと称賛する声が相次いだ。
松岡氏は23日に出演したテレビ朝日「報道ステーション」で、こんな言葉をしたためた。
おめでとうはスタートだ松岡修造
■演技直後の別インタビューとの比較も...
宮原選手は演技直後に別のインタビューを受けていたが、この時は質問者が「残念な結果になりましたが...」と切り出していた。
Twitterでは松岡氏とのインタビューを比較し「その質問が残念だ」などと非難する声も上がっている。
元フジテレビアナウンサーの山中秀樹氏は「4位の選手に『残念な結果でしたね』とは、本人がメダルを熱望していたから、あえて聞いたんだろう」と分析。
その上で『4位入賞という結果、ご自身はどう思ってますか?』と聞いた方が、多分非難は浴びなかったろうけどね」と指摘した。