平昌オリンピックで日本勢が冬季としては過去最多のメダルをゲットする中で、日本企業の飛行機が快挙だ。
■エンジンを主翼の上に置く独特の設計が特徴
2017年のホンダジェットの納入数はセスナ社の主力機「サイテーションM2」の38機を上回る43機となった。機種別で初の年間首位になったと日経新聞が報じている。
Advertisement
ホンダジェットは7人乗りの小型機。巡航速度は時速782km、航続距離は2265km。エンジンを主翼の上に置く独特の設計が特徴だ。胴体側にエンジンがあるライバル機と比べて室内空間を広く、騒音も小さい。
世界中で人気の理由について、航空評論家の秀島一生さんは「見本がない状態で発注する飛行機は信頼が欠かせず、ホンダ・ブランドが生きた」と毎日新聞にコメントしている。
■例えるなら空飛ぶスポーツカー
ホンダジェットの販売を担当する「ホンダ エアクラフト カンパニー」の藤野道格社長は、以下のようにコメントしている。
「多くのお客様から、ホンダジェットの性能、快適性、使い勝手の良さやビジネスジェット機としての完成度の高さなどに対して非常に高い評価が得られていることをうれしく思います。ホンダジェットは、先進機能を搭載したスポーティーな航空機で、例えるなら空飛ぶスポーツカーと言えます。今回の最多デリバリーの達成に関し、ホンダジェットを購入してくださったすべてのお客様に感謝したいと思います。今後もビジネス航空の世界で新たな価値を創造していきます」
Advertisement