平昌オリンピックは2月16日、フィギュアスケートの男子ショートプログラムがあり、羽生結弦が111.68点でトップに立った。約4カ月ぶりの実戦とは感じさせない完璧な演技で、自己ベストに迫る高得点をマークした。
試合後のインタビューで、羽生は「僕はオリンピックを知っていますし、元オリンピックチャンピオンなので」と、17日のフリーに向けて意気込みを語った。
この日、羽生は白とブルーの美しいグラデーションで仕立てられた衣装で登場。冒頭で4回転サルコーに成功。トリプルアクセル、4回転と3回転の連続トーループも余裕をもって決めた。
試合後、TBSとのインタビューでの一問一答は以下の通り。
――ものすごい演技でした。
そうですね、特に不満な点もなく、自分自身も疑問に思うエレメンツもなく、嬉しく思っています。
滑走順だとか、自分のサポートメンバーとか、または応援しているファンの方々、日本の方々含めて世界中の方々、本当に「自分は恵まれているなと」いうふうに思いながら今日滑ることができたので、また明日に向けてやりたいなと思っています。
――どうして久しぶりの試合、オリンピックでこんな演技ができたんですか?
僕はオリンピックを知っていますし、大きいこと言うなと言われるかもしれないですけど。
やっぱり僕は元、今は「元」って言えばいいのかな。元オリンピックチャンピオンなので、やっぱその、リベンジしたい...リベンジしたいって、オリンピックチャンピオンと言った後にリベンジしたいっていうのはおかしいですけど(笑)。
自分にとっては(ソチ五輪の)フリーのミスが、やはりここまで4年間頑張って強くなったひとつの原因だと思っているので、また明日に向けてリベンジしたいなという気持ちがとにかく強いです。
――明日にむけて一言。
とにかくやるべきことはやってきましたし、2カ月間滑れなかった間も、とにかく努力をし続けました。その努力をしっかり、結果として出したい。
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平昌オリンピックの男子フィギュア・フリーは、17日午前10時開始予定。メダルが期待される日本勢の滑走順と開始予定時間は以下の通り。
田中刑事(SP20位) 5番 10時41分ごろ
羽生結弦(同首位) 22番 13時43分ごろ
宇野昌磨(同3位) 24番 14時00分ごろ