太平洋戦争末期の坊ノ岬沖海戦で、戦艦「大和」とともに沈んだ駆逐艦「磯風」とみられる艦艇が海底で発見された。
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大阪市のサルベージ会社「深田サルベージ建設」が鹿児島県沖の東シナ海で2016年5月28日に撮影していた。
同社は広島県呉市から委託されて海底の戦艦大和を撮影した後、独自に随伴艦も調査した。海上からソナーで探索したところ、大和の沈没地点から北東約10キロの海底で隆起物を確認。
無人潜水機で水深約440メートルに沈んでいた艦艇を撮影した。
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周辺には同型艦の「浜風」も沈没しているが、破損状況からみて「磯風」の可能性が高いという。深田サルベージ建設の担当者は、ハフポスト日本版の取材に以下のように答えた。
「本当は発見当初に発表したかったが、戦艦大和に注目が集まっていたこともあり、発表が遅くなっていました。大和だけでなく磯風を初めとした随伴艦にも世間の注目が集まれば有り難い。同じく随伴艦の矢矧(やはぎ)などもいずれ発見できれば」