イギリス・マンチェスターで、2歳の息子と公園で遊んでいる最中にレイプされそうになった20代の女性が、その「勇敢な行動」を讃えられ、特別に1,000ポンド(約15万円)を与えられた。イギリスメディア「Metro」などが伝えた。
女性が被害を受けたのは、2016年8月。公園で息子の写真を撮っていた時だった。
当時17歳の少年に公園で背後から襲われた。手にナイフを持ち、「怪我をしたくなければ言う通りにしろ」と性行為を強要された。
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「Daily Mail」によると女性は、息子の前で何もしないで欲しいと頼み、終始、冷静な態度で少年に話しかけ続けたという。2歳の息子を安全な場所に逃すため。また"最悪の事態"を目撃させないため。
少年は、イライラを募らせ急に立ち上がると、「ごめんなさい」と一言声をかけて立ち去った。
恐怖から解放された女性は、その場で泣き崩れた。近隣の人たちに助けを求めて、無事に保護されたという。少年は翌日に逮捕された。
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容疑者の少年に対して裁判官は、「女性の勇敢な行動がなければ、今頃あなたは間違いなく、子どもの前で彼女をレイプしてしまった加害者になっていただろう」と話したという。
裁判官は「この勇気あふれる、勇敢で、本当に特別な行動をたたえるため、私も滅多にないことをしようと思います」と宣言。
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「回復のための長く難しい道のりで、少しでも助けになるように」と、国が1,000ポンド(約15万円)を支払うよう命じた。
母は強し。勇気ある行動に拍手を送りながら、二度とこういった事件が起きないことを祈りたいです。
【訂正 2017/12/12 17:00】 初出時、翻訳に間違いがありましたので訂正いたしました。