米国では「ロックフェラー・クリスマスツリー」がこの時期の風物詩だ。クリスマスシーズンになると、ニューヨークにあるロックフェラー・プラザには毎年数え切れないほどの人が、この美しくライトアップされたクリスマスツリーを見にやって来る。
まねをするのは無理(試したい人もいない)だろうが、ゴディバは革新的かつ"うまい"方法でそのツリーを再現することに成功した。全体をチョコレートで作ったのだ。
ゴディバは現在、ロックフェラー・クリスマスツリーを模した高さ約229cmのクリスマスツリーをニューヨークで展示している。
ゴディバでエグゼクティブシェフを務めるティエリー・ミュレ氏と、チョコレートの天才と呼ばれている有名なチョコレート彫刻家ポール・ヨアキム氏が製作したこの展示は、ロックフェラー・プラザ全体を再現しており、高さ約274cmのチョコレート版ロックフェラー・プラザビルもある。さらに、「アイススケートをする少女、そしてプロメテウスも(ツリーと)同じチョコレートで作りました」とヨアキム氏は話している。
ツリーは32種類の型を使って作られ、1,000枚以上もの葉(1枚の重さは約170g)が付いている。
だがひょっとすると、この重さ約100kgのツリーで一番すごいのは、見て楽しむだけでなく、皆さんがツリーのライトをスマートフォンなどからコントロールできることかもしれない。
12月8日までの間、Twitterユーザーは「@GODIVATree」に続けて色をツイートすることで、ツリーのライトが変化する様子をこちらからライブ配信で見られるのだ。
気になっている方もいるだろうが、ライトで展示が溶けてしまう心配はないという。ヨアキム氏によれば、この展示には「発熱しないLEDライト」を使っているそうだ。
「2017チョコフェラー・ツリー」は、ロックフェラー・プラザ(今年の本物のツリーがすでにライトアップされている)の隣のブロック、マンハッタン西50丁目のゴディバの旗艦店で展示されている。
■参照リンク
(2017年12月7日AOLニュースより転載)