2018年春に卒業する大学生らへの内定が、10月1日に解禁された。1日が週末に重なったため、多くの企業が2日に内定式を開いた。
ところが、早朝に起きた停電や事故で電車の遅延・運休が相次ぎ、内定者から「社会人の洗礼を受けまくり」といった悲鳴がTwitter上に広がった。
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停電は午前7時すぎ、神奈川県鎌倉市のJR大船駅近くで発生。東海道や京浜東北、横須賀の各線が一時運転を見合わせ、電車の遅れや運休があった。
また西武池袋線のひばりが丘駅では午前6時半ごろ、人身事故が起きた。西武各線に遅れや運休があったほか、乗り入れをしている東京メトロでも一部ダイヤが乱れた。
通勤、通学時間帯の相次ぐ遅延・運休により、内定式に向かう多くの学生にも影響が。
社会に出る前から"洗礼"を浴びせられた内定者。Twitter上では「内定式の日に電車遅延とかやめてほしい」「早々にサラリーマンの悲壮感じてるよね、入社式が思いやられる」といった声が広がった。
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中には、電車遅延への対応で「その会社の本質が分かる」と内定者にアドバイスする人も現れた。
東京都内ではこの日、三井住友銀行や東京海上日動火災保険といった国内主要企業が内定式を開いた。
NHKによると、就職活動では学生に有利な "売り手市場" が続いている。9月1日時点での就職内定率は88%余りで、2016年の同じ時期を1.8ポイント上回っている。