女優の真木よう子(34)が8月30日、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で立ち上げたフォトマガジンの出版プロジェクトを中止すると同サイトで発表した。
真木は今回のプロジェクトについて、「責任者である立場なのに、主導権を握れなかった、そして、今回、この様な騒動にまで発展してしまう事を予測出来なかった」「全ては私の責任で御座います」とコメント。「フォトマガジンの完成を楽しみにしてくださった皆様方には、誠に、申し訳ございません」と謝罪した。
プロジェクトには634人の支援者(パトロン)が付き、立ち上げ当初の目標金額800万円のうち、すでに約650万円が集まっていた。支援金の返金については後日CAMPFIREのスタッフが対応するという。
また、株式会社CAMPFIREは8月30日、公式サイトに声明を発表した。
「プラットフォームとして今回のプロジェクトへのご提案やサポートが行き届いていたかを省みますと反省点も多くございます」とし、「今後はより一層の注意を払い、多くの方に引き続き安心してご利用いただけるよう努めて参ります」とコメントした。
「今回のプロジェクト」について具体的に言及していないが、Twitterや一部報道サイトで真木が同社に騙されていたのではないかと指摘する意見が挙がったことなどを受け、発表したとみられる。
ハフポスト日本版は、同社に真木のプロジェクトが中止された理由や、企画立案から発足に至った経緯などについて問い合わせています。回答があり次第、追記します。
【UPDATE 2017/9/1 8:00】
株式会社CAMPFIREは8月30日、ハフポスト日本版の取材に対し、同社が今回の出版プロジェクトに「企画段階で関わった事実はございません」と否定した。プロジェクトの登録者から『プロジェクトの取りやめ希望』の連絡があったため、規約に則りプロジェクトを中止するに至ったという。
著名人がクラウドファンディング活用について、同社は「著名な方にご利用いただくことで、より広くクラウドファンディングを知っていただけると考えております」とし、「これからも、芸能人を含めた多くの個人・法人・学校・団体等に挑戦の場として活用していただけますよう、サービスの向上に努めて参ります」とコメントした。
・8月25日
CAMPFIREでフォトマガジン出版プロジェクトページが掲載され、フォトマガジンを2017年冬に開催される「コミックマーケット93(コミケ)」で頒布する意向が表明された。
・8月28日
Twitterなどネット上で、クラウドファンディングで支援金を募りコミケに参加することに対し、「わざわざコミケという場所を選ぶ必要性がまったくない」など批判的な声が相次いだことを受け、真木がコミケ参加を辞退すると発表。
・8月29日
真木のTwitterアカウントが非公開設定にされたのち、削除された。アカウント削除前に、アカウント名が「????騙された????」という謎めいた文言になっており、ネット上では心配する声が広がった。
真木は2017年6月にTwitterアカウントを開設し、主演しているドラマ『セシルのもくろみ』(フジテレビ)の宣伝や実況などを中心に連日ツイートを続け、話題を呼んだ。ツイートだけでなく、ファンとのコミュニケーションを積極的に取っており、コメントへの返信やダイレクトメッセージにも気軽に応じていた。
・8月30日
フォトマガジン出版プロジェクトの中止が発表された。
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