上西小百合衆院議員の、サッカー・浦和レッズとドルトムント(ドイツ)の親善試合やサポーターに対するツイートが物議を醸している。
ツイートのきっかけとなったのは、7月15日に埼玉スタジアムで行われた「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017」。浦和は欧州の強豪ドルトムントとの親善試合で、先制点を奪ったが、その後は点の取り合いとなった。試合終了間際にゴールを決められ、2-3で逆転負けを喫した。
親善試合とはいえ、浦和は日本代表の香川真司選手も在籍し、ヨーロッパのクラブNo.1を決める大会でベスト8入りした強豪チームを苦しめた。
ところがこの試合結果について、上西議員が自身のTwitterで「浦和酷い負けかた。親善試合は遊びなのかな」と発言。すると「選手やサポーターに失礼なことをいうのは許せない」などと、数多くの反論や批判の声が寄せられた。
中には、プロサッカー選手が反論する一幕もあった。J2・FC岐阜のゴールキーパー高木義成選手は、「浦和の負けが酷かったって?親善試合が遊びって?どの口が言うのか」とツイートで怒りを露わにした。
上西議員もこれに返信し、「少しは骨のある選手がいるんですね。見直しました。ただ直接言って下さいね。男なんだから」と注文を付けた。
また、自身に対して意見を言う場を作ってほしいと要望した人に対しては、「浦和で街頭演説でもしましょうか」と返した。
相次ぐ批判の声に対して、上西議員はさらに煽った。「サッカーの応援しているだけのくせに、やった気になってるのムカつく。他人に自分の人生乗っけてんじゃねえよ」とサポーターを罵倒すると、政治家としての資質を疑問視する声が上がった。
J1・FC東京の石川直宏選手も自身のTwitterで、「自分の想いだけでなく、人生乗っけてくれる皆の想いを胸にピッチで戦える事がこの上なく幸せだと感じる選手がいる」と、サポーターや選手の心情に対する理解を求めた。その上で、「そんな雰囲気も是非味スタで感じて欲しいな」と実際の試合を観戦に来るよう願った。
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