元彼からもらったプレゼント、使う?捨てる?それとも…?
ヤフーが運営するオークションサイト「ヤフオク」で6月27日、「元彼グッズマーケット」企画がスタートした。
元彼からもらったものを、商品名に「#yahuoku元彼」をつけて売ることを呼びかける企画だ。「モノに罪なし!」と銘打ち、使っていないものや、なかなか捨てがたいものの出品を呼びかけている。
■売られている「元彼グッズ」はアクセサリー中心
どんな商品が出品されているのだろうか?出品中のアイテムを見てみた。
指輪、ネックレスなどのアクセサリー
最も多かったのがアクセサリー類だ。
箱や保証書付きで「プレゼントにもいかがですか?」というコメント付きの出品もある。また「プロポーズの際に頂いたのですが、お断りした」という"いわくつき"の指輪もあった。
価格は1万円〜2万円程度のものが並んだ。
生活用品
元彼とのかつての生活を彷彿とさせる生活用品も出品されている。
とある生活用品を、元彼との思い出話を添えて出品した人は「寂しいですが、前を向いて生きて行くのです」とコメントを締めくくった。
尚なお、一部の商品の出品者コメントには、「元彼グッズ」らしきエピソードがまったく見られなかった。「元彼からもらったものかどうか」はあくまで自己申告制だ。
■元彼からのプレゼント、"売る派"が優勢になるのか?
元彼からのプレゼント、どうするか問題。
ハフポスト日本版の取材に対して、"売る派"を自称する30代女性は、指輪、ネックレス、バッグなどをブランドリサイクルショップで売ったことがあるという。「少しでも失った時間とお金を取り戻したいじゃないですか」と話してくれた。
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"売る派"を支援するヤフオクの試み。もしかしたら、既視感がある人もいるかもしれない。
フリマアプリ「メルカリ」は、前の彼氏にもらったものをメルカリで売る女性をテーマにしたテレビCMを5月に放映した。
質屋やブランドショップにわざわざ行くのはめんどくさい、知人に譲るのは気がひける、といった気持ちもスマホで簡単に売りさばけるとなると話は別だ。ヤフオクやメルカリなどのネットサービスは、これまで"捨てる派"だった人を"売る派"に転じさせるかもしれない。
Twitterでは、"メルカリで売る派"の「メルカリにお嫁に出します♡」「メルカリで(中略)元彼からのプレゼント一式さばいた」といったツイートが広がっている。
逆に、元彼にプレゼントを売られてしまった人の悲痛なツイートも見られた。
過去に付き合っていた相手からの当時のプレゼントにどう決着をつけるのか。
新しいサービスやキャンペーンが出てきても、論争は終わらないのかもしれない。