自民党を離党した若狭勝衆院議員が、7月9日放送のフジテレビ系「新報道2001」に出演し、都議選で第1党となった「都民ファーストの会」の国政進出について、国政政党を年内に設立することは「十分に考えられる」などと述べた。
若狭氏は「少なくとも今のこの時点で、青写真があるわけでは決してない」「小池百合子知事がすぐに先頭に立って新党設立に動くことはないと思う」などとコメント。しかし、「少なくとも年内に国政新党への動きが出てくるということは、十分に考えられる」と述べた。
若狭氏は、「今後、国政新党がつくられていくというのは、ある意味、自然な流れだと思うんですよね。私も小池知事と近いですので、その辺のところはよくよく考えて、今後進めていきたいと思うのですが、いずれにせよ2大政党制でやるべきだというのが私のそもそもの考えなので、2大政党制を模索していくと。
そのなかでどのような人たちが集められるか、集まるかというのが、一番大きなポイントだと思います」などと述べた。
番組では平井文夫キャスターが、若狭氏のほか、民進党を離党した長島昭久衆院議員や、日本維新の会を除名された渡辺喜美参院議員、次世代の党を離党した松沢成文参院議員を、小池知事に近い「4人衆と表現」。「5人いれば、新党がつくれる」などと解説した。
なお、NHKニュースによると、若狭氏はこの日、東京都内で記者団に対しても、「都民ファーストの会が訴えていたことを、きちんと国民レベルにも訴えていく必要がある。2大政党制の受け皿になれる団体が作られていくべきだ」とコメント。「そのまま一気呵成(かせい)に作ることが大事であり、来年、再来年ということになると、都民の声が国政に反映されないまま、ずるずると時がすぎてしまう。年内には、少なくとも、何らかの動きがあるのではないか」などと述べた。
若狭氏は2017年5月末に自民党に離党届を提出。これに対し、自民党は離党届をすぐに受理せず、都議選後の7月3日、小池都知事と若狭氏、それに長男が都民ファースト公認で都議選に立候補した保坂三蔵・元参院議員の離党届を受理した。
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