民進党の今井雅人・衆院議員が7月9日、都議選大敗を受けて、「まずは、蓮舫代表の二重国籍問題を解決することだ」などとTwitterに連続して投稿した。今井氏は蓮舫氏について、「本来のキレを取り戻して欲しい」と求めるとともに、「この問題をうやむやにしてきたから、うちの党はピリッとしない」などと分析した。
ツイート内容は以下の通り。
この投稿を受けて、Twitterには「私も気になっていた」「追及してほしい」と、今井氏を支持する投稿のほか、「今更言っても遅い」「国籍問題以前に民進党自体が何をしたいのかいまだに分からない政党だからではないですか」など、反論も相次いだ。
蓮舫氏の二重国籍を巡っては、これまでにも民進党の松原仁衆院議員が「はっきりさせよ」「腹をくくってやるべき」などと発言していた。
■蓮舫氏の国籍について
なお、蓮舫氏はこれまで、自身の国籍について以下のことを明らかにしている。
・1967年に台湾籍の父(故人)と日本人の母の長女として、日本で生まれた。
・出生時点の日本では父親の国籍しか取得できなかったため台湾籍として日本で暮らした。
・日本と台湾が断交した1972年以降は中国籍の表記となった。
・日本の国籍法改正により1985年1月21日、17歳の時に日本国籍を取得した。
・同時期に父と台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)を訪れて台湾国籍放棄の手続きをしたと記憶し、過去にそう説明してきた。
・しかし「代表処での父親の台湾語がわからなかったので、実際どういう作業が行われていたかわからなかった」(2016年9月6日の記者会見)
・指摘を受けて国籍について台湾側に問い合わせた(「残っている」と2016年9月12日に返答があったことを13日に発表)
・念のため、2016年9月6日に再度、国籍放棄の書類を提出した。
・「二重国籍」状態になっていた台湾籍の離脱手続きが完了したと報告(2016年9月23日)
・日本国籍を選択したことを証明する戸籍謄本を公開する考えが「ない」と強調(2017年5月25日)
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