ファッションブランドのポール・スミスが6月25日にパリで発表した、2018年春夏のメンズ・コレクションが「マグロ推しすぎる」とネット上で話題になっている。
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ネクタイには、「マグロ」のイラストや「TUNA」といった文字がポップに描かれている。その他にも、マグロやサバといった日本人の食文化には欠かせない魚をモチーフにしたファッションアイテムが複数登場した。
ファッション業界専門紙WWDのレビューによると、今回のコレクションに登場したアイテムの一部は日本の魚市場にインスピレーションを受けているという。
WWD日本版のTwitterアカウントは、同コレクションのインビテーションも公開。タイやエイ、カニなどの魚を大胆にモチーフにした遊び心あふれるカードが招待状となったようだ。
この斬新すぎるデザインに、Twitterなどネット上では「完全に笑わせにきてる」といったコメントが広がった。斬新だが、ビビッドなオレンジや青色を使ったカラフルなデザインに「かわいい」という声も寄せられている。
■親日家で知られるサー・ポール・スミスの日本愛が溢れた...?
2000年にサーの敬称で呼ばれるナイト爵位を授与されたデザイナーのポール・スミス氏は、大の親日家としても知られている。
東日本大震災が発生して間もない2011年4月上旬には、多くの外国人が日本への渡航を控えるなか、周囲の反対を押し切って来日。日本国内のポール・スミス店舗を訪ね、スタッフを激励したという。
同年10月には、同ブランドにとって初めてとなるメンズ・ウィメンズ合同のファッションショーを東京都で開催した。"I Love Japan"と題されたコレクションはレインボーカラーをテーマにし、BGMにはビートルズの「All You Need Is Love(=愛こそはすべて)」を使用。明るい未来や幸福のイメージを散りばめたショーは多くの反響を呼んだ。