デビュー以来、公式戦で連勝し続けている史上最年少のプロ棋士・藤井聡太四段(14)が6月26日、史上初の公式戦「29連勝」を懸けて「第30期竜王戦」の決勝トーナメント1回戦に臨む。
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藤井聡太四段は21日の「第67期王将戦」第1次予選で澤田真吾六段に勝利。2016年12月のプロデビューからの公式戦連勝記録を、歴代最多タイの「28」とした。26日の対局で、30年ぶりの新記録樹立に挑む。
26日の対戦相手は、藤井四段に次いで若い棋士の増田康宏四段(19)。奇しくも藤井四段と同じく、5歳から将棋を始めたという俊英だ。16歳でプロ入り。藤井四段には非公式戦で一度敗れているが、2016年の新人王戦で優勝した若手の強豪。「藤井が関西の天才なら、増田は関東の天才」と称されるほどだ。
注目が集まる10代同士の大一番を前に、増田四段はコメントを発表。「対戦相手の藤井四段は素晴らしい実力を持った棋士なので、勝つためには一手のミスも許されない、完璧な将棋を指さなければいけないと思っています」と闘志をみなぎらせた上で、「まさかここまで注目される勝負になるとは予想もしていませんでしたが、冷静に自分を信じて戦いたいと思います」と、藤井四段との対戦への心境を明かした。
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対局は東京・千駄ケ谷の将棋会館で午前10時開始。持ち時間は各5時間で、夜には終局する見通し。
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