ロンドンのチェルシー消防署に6月19日、思わぬ人物が訪れて、消防士たちを驚かせた。
チェルシー消防署のベン・キング署長はインディペンデント紙に、サングラスをかけたその人物がやってきた時の様子をこう語っている。
「彼女は消防署にやってきて窓を叩き、みんなにケーキを持ってきたと言いました」
「我々がドアをあけて中に招き入れると、サングラスを外してこう言ったのです『こんにちは、アデルです』」
歌手のアデルさんは、6月14日にロンドン西部で起きたグレンフェル・タワー火事で消火にあたった消防士たちに感謝を伝えるため、同消防署を訪れたという。
ケーキを差し入れて消防署内で一緒にお茶を飲み、消防士たちに感謝の気持ちを語った。アデルさんと消防士たちが一緒にうつった写真を、ロンドン消防局がTwitterに投稿した。
「アデルが昨日チェルシー消防署にやってきて、消防士たちと一緒にお茶を飲みながら感謝の言葉を伝えてくれました。みなさんからたくさんのサポートをいただき、私たちは謙虚な気持ちになります」
消防士のひとりロブ・ペティー氏も、Facebookにアデルさんと一緒にお茶をした写真を投稿している。
「アデルはチェルシー消防署だけでなく、グレンフェル・タワーの火事にたずさわったロンドンの消防士や救急隊員、警察、緊急サービス、オペレーターの全てに感謝を伝えてくれました」
グレンフェル・タワーで火災が起きた14日の夜、アデルさんが火事の現場を訪れる姿も目撃されている。
アデルさんは、助けが必要な人がいないか尋ねたり、慰めるためにハグをしたりしていたという。
「アデルとサイモン・コネッキー(アデルの夫)がグレンフェル・タワーの現場にいました。アデルはアバヤを着ていた。素晴らしい人たちだ」
ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。
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