全日本大学野球選手権に出場した上武大学の野球部について、部員220人全員が丸刈りにして試合に臨んだという報道に反響が広がっている。
日刊スポーツによると、上武大の部員たちが丸刈りにしたきっかけは、5月14日の、春の関甲新大学リーグの最終節・白鴎大戦での敗戦だった。
また、スポニチによると8失点した投手陣が頭を丸刈りにしたことをきっかけに、部員220人全員が頭を丸め、そこから2連勝して逆転優勝。そして、6月6日の対福井工大との試合でも再び前日に全員が5厘刈りにしたという。
応援に訪れた観客のTwitterなどでも、丸刈りの選手たちの様子が投稿されている。
■「違和感」「なんで美談?」の声
一方で、選手たちが丸刈りにした経緯が報じられると、Twitter上では「気合が入ってるね」という好意的な声以上に、「違和感がある」「なぜ美談?」などの声がみられた。
上武大の谷口英規監督はスポニチの取材に「強制じゃない」と回答しているが、同調圧力の現れとみた人が多かったようだ。
こうした議論に対して「イイ部分が吹き飛んじゃう」と誤解を生む恐れがあるとの意見や「善悪で判断できない」というコメントもあった。
■高校野球では丸刈りが激増
朝日新聞の2013年06月21日の朝刊一面によると、高校の野球部を対象にした実態調査では、部員の「丸刈り」が15年前の1998年と比較して激増しているということがわかっている。
朝日新聞社と日本高校野球連盟が全国の加盟4032校を対象に、2013年4〜5月に行った実態調査の結果、1998年に約3割にまで減った「丸刈り」は約8割まで増加していたという。
丸刈りが増加している理由として、この記事の中でファッション雑誌「smart」(宝島社)の太田智之編集長は「ボウズ=おしゃれな髪形というイメージもできた」とコメント。横浜高の渡辺元智監督も「今は生徒が丸刈りを嫌がっていないと感じる」と話している。
■Twitterの声
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