12日間のコンペティションを終えて、第70回カンヌ国際映画祭が閉幕した。現地時間5月28日夜、審査委員が各賞を受賞した俳優と作品を発表した。
女優のモニカ・ベルッチが司会を務めた閉会式では、受賞者/作品の多様性が注目を集めた。2017年度は、ソフィア・コッポラ、アルノー・デプレシャン、ミヒャエル・ハネケ、アンドレイ・ズビャギンツェフ、ジャック・ドワイヨンといった数多くの有名監督がコンペティション部門に名を連ねていたが、最終的に最高賞のパルム・ドールを射止めたのは、スウェーデンのリューベン・オストルンド監督による『The Square』だった。
受賞結果は以下の通り。
■パルム・ドール
リューベン・オストルンド『The Square』
■第70回記念賞
ニコール・キッドマン
■グランプリ
ロバン・カンピヨ『120 Battements Par Minute』(英題:120 Beats per Minute)
■監督賞
ソフィア・コッポラ『The Beguiled』
■脚本賞
ヨルゴス・ランティモス『The Killing of A Sacred Deer』
リン・ラムジー『You Were Never Really Here』
■女優賞
ダイアン・クルーガー
(ファティ・アキン『Aus dem Nichts』(英題:In The Fade))
■審査員賞
アンドレイ・ズビャギンツェフ『Nelyubov』(英題:Loveless)
■男優賞
ホアキン・フェニックス
(リン・ラムジー『You Were Never Really Here』)
■カメラ・ドール(新人監督賞)
レオノール・セライユ『Jeune Femme』(英題:Montparnasse Bienvenue)
■短編パルム・ドール
邱陽『小城二月』(英題:A Gentle Night)
■短編部門特別賞
Teppo Airaksinen『Katto』(英題:Ceiling)
(敬称略)
ハフポスト・フランス版より翻訳・加筆しました。
▼関連スライドショー(閉会式の模様)
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