埼玉県飯能市のJR東飯能駅で「手榴弾らしきもの」が計4個見つかったが、埼玉県警機動隊の爆発物処理班が確認した結果、いずれも本物によく似たレプリカだったことが判明した。NHKニュースが5月25日午後5時40分に報じた。
25日午前7時20分ごろ、70代の男性が近くで不審な物を見つけたと東飯能駅に届け出た。それを受けて駅員が「手榴弾みたいなものが落ちているのを乗客が見つけた」と110番通報した。
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朝日新聞デジタルは埼玉県警飯能署からの情報として、不審物は長さ30センチほどの茶色の筒状で2つあったと報じた。その後午前10時20分すぎ、東飯能駅近くの植え込みで警察官が手りゅう弾のような不審物を新たに2つ相次いで見つけた。1つはパイナップルのような形で、1つは筒状の形をしていた。
JR東飯能駅と、隣接する西武鉄道の東飯能駅は、不審物を運び出すためいずれも午前8時ごろから約2時間封鎖され、計250人の利用者と駅員が避難した。この影響でJR八高線と西武鉄道・池袋線が約2時間、区間運休した。計5000人の足に影響が出た。
県警の爆発物処理班が、飯能市内の阿須運動公園に不審物を移動。爆発物かどうか確認作業をした。その結果、いずれも火薬などは入っておらず、本物によく似たレプリカと確認されたという。
飯能市危機管理室は、ハフポスト日本版の取材に対し「偽物と確認されたので、午前10時から封鎖していた公園を開放しました。もし本物と確認された場合には、周辺住民の避難を呼びかける準備をしていましたが、それはせずに済みました」と答えた。
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■東飯能駅、市内の公園の利用者らのツイート