美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長は5月19日、民進党の大西健介議員が衆院厚生労働委員会での発言で同クリニックの名誉を毀損したとして、大西議員に加え同党と党代表としての蓮舫氏、国に対し、1000万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴えを東京地裁に提起した。時事ドットコムなどが報じた。
訴状によると、大西議員は17日の衆院厚生労働委員会で、悪徳な美容外科の広告や勧誘の問題を追及。質問の中で、固有名詞と連絡先だけを連呼する業者のCMを例に挙げて陳腐だとし、例として「イエス!まるまるクリニック」と発言した。
高須院長側は「発言が『イエス!高須クリニック』を指すことは明らか。陳腐なCMを行っているというレッテルを貼られた」と訴えている。
(高須院長、蓮舫代表らを提訴=民進議員「陳腐CM」発言で-東京地裁:時事ドットコムより 2017/05/19 13:13)
高須院長は18日、自身のブログで「高須クリニックはエステで集客しないし誇大広告のチラシも撒かない」「ぼったくりはしない」などと記し、提訴する意向を表明していた。
高須クリニックは産経ニュースに対し「悪徳美容外科であるかのような誤解を受け」、「この発言で社会的評価を低下させられる可能性が生じた」と主張している。一方、民進党の広報担当者は「訴状を見ていないのでコメントできない」と話した。
高須院長は18日、この件について次のようなツイートをした。
一方、大西議員は17日、自身のFacebookで厚生労働委員会で質問したことを次のように報告した。
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