1億1000万年前に生きていたとされる、鎧のような皮膚を持つ草食恐竜ノドサウルスの化石が5月12日、カナダ・アルバータ州のロイヤル・ティレル古生物学博物館で公開された。
1億1000万年以上を石の中で過ごした完全な保存状態の恐竜の化石が、カナダの古生物学者グループによって公開された。これまでに見たことがないようなタイプの化石だ。
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雑誌「ナショナル・ジオグラフィック」によると、6年前に地元の鉱山作業員によって偶然発見された後、ようやく復元作業が完了した。化石の重さは3000ポンド(約1360キロ)だ。
化石が公開されたロイヤル・ティレル古生物学博物館の博士研究員カレブ・ブラウン氏は、「私たちが発見したのは、ただの恐竜の骨格ではありません。この化石では、恐竜が生きていた当時の外見が、ほぼ完全な状態で残されているのです」と、ナショナルジオグラフィックに話した。
しかし、ロイヤル・ティレル古生物学博物館の考古学技師のダレン・タンケ氏は動画の中で次のように話している。「割れてしまっても、悪い話ばかりというわけではありません。信じられないかもしれませんが、割れてたくさんの小さい破片になった方が、復元作業が若干早く進むのです」
「この割れ方であれば復元は可能です。断片自体が大きく、割れ方もシンプルだからです」と、タンケ氏は動画の中で説明した。「化石が割れてしまったことは非常に残念ですが、十分に復元は可能です」
ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。