ロシアのラブロフ外相と握手するアメリカのトランプ大統領
アメリカのドナルド・トランプ大統領は、5月10日にホワイトハウスでロシアのセルゲイ・ラブロフ外相やセルゲイ・キスリャク駐米大使との会談中に、「高度な機密情報」を漏洩したと、ワシントン・ポストが15日報じた。
ワシントン・ポストは、現政権とつながりのある現職や元職のアメリカ政府高官の話として、「IS(イスラム国)についての重要な情報源が危険にさらされた」と伝えている。機密性の高い情報であるため、同紙はトランプ氏が具体的に何を開示したかについては詳述していない。
ワシントン・ポストの記事はこちらから。
BuzzFeedは、大統領による開示情報は「すでに報じられているレポートよりも、はるかに状況は悪化している」という政府高官の話を紹介し、ワシントン・ポストの報道を確認している。
ホワイトハウスの広報担当者は、コメントの要請に対してすぐに返答しなかった。
トランプ大統領は、現政権とロシアとのつながりの疑いを調査していたジェームズ・コミ―FBI長官を解任した翌日の10日、ラブロフ外相とキスリャク駐米大使と大統領執務室(オーバルオフィス)で会談した。
ホワイトハウスはその会談中、アメリカの報道陣は入室を禁じられた大統領執務室に、ロシア国営ニュースのタス通信を通したことで批判を受けた。その後、トランプ政権はセキュリティ侵害の可能性に関する質問を受けている。
ジョー・バイデン前副大統領付き国家安全保障問題担当大統領補佐次官のコリン・カール氏はツイートで疑問を示した。
致命的に深刻な疑問だ。ロシア政府の写真撮影担当と全ての機材をオーバルオフィスに持ち込むのは、果たしてよい考えと言えるのか
(内容を追加して更新します)
ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。
▼画像集が開きます
(スライドショーが見られない方はこちらへ)