活動休止中の人気音楽グループ、ワン・ダイレクションのメンバー、ハリー・スタイルズのソロデビューアルバム「ハリー・スタイルズ」が5月12日に発売された。それに伴い、各メディアで彼のインタビューが掲載されているが、プライベートに関する質問に答えたものも多い。
本当は話したくないだろう元彼女(アメリカ人歌手のテイラー・スウィフトを含む)の話や、パンセクシュアル(相手の性別に関わらず、全ての人を好きになる)である歌手のマイリー・サイラスや、自身のセクシュアリティについても語っている。
スタイルズは、ザ・サン紙のインタビューで、サイラスがセクシュアリティをオープンにしたことを称賛した。
「クリエイティブな世界にいたら、一歩先にいることが大切なんだ」と彼は語った。「そういうことをする人が素晴らしいんだよ」
「みんなやりたいようにやればいいんだよ。そんなことを人に答える必要なんてない」
スタイルズは、自分自身のセクシュアリティにおいては、ラベルを貼る「必要性を感じたことはない」と語る。
「自分自身が感じてきたことを説明しなくてはいけない、とは思わない」と、彼はロンドン北部でのソロライブ前に語った。
このニュースは、おそらく彼が(ワンダイレクションの)メンバーだったルイ・トムリンソンと親密な関係だと信じていた一部の熱心なファンや、長年彼のセクシュアリティを突き止めたいと思っていた人たちにとっては驚くものではないだろう。
2013年、当時23歳のこの歌手は、「GQ」UK版のインタビューで、テレビやラジオの司会者ニック・グリムシャウと付き合っているという噂に対応していた。
GQの取材で「バイセクシュアルか」と尋ねられたとき、スタイルズは「バイセクシュアル? 僕が? 私はそう思わない。間違いなくそうじゃない」と答えていた。
1年後、スタイルズは「オンデマンド・エンターテイメント」に登場した後、バンドメイトのリアム・ペインと噂されるようになりました。2人が好きな女性について聞かれたとき、ペインは、「女性、それはいい特性だよね」と答え、スタイルズは「それは、重要じゃない」とコメント。予想通り、これはネット上で大きな反響を呼んだ。
スタイルズが、認めても認めなくても、彼のアプローチは現代の先端だ。最新の世論調査「YouGov」の調査では、18〜24歳の回答者の43%が、自身のセクシュアリティをストレート(異性愛者)と答えた。さらに、この調査は「すべての世代が、多様な性的指向があることを受け入れている」ことを明らかにした。60%の異性愛者や73%のゲイがこの考えを支持しているという。
ハフポストUS版にの記事を翻訳・編集しました。
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