オーストラリア連邦議会の議場で5月9日、産休明けの女性議員による授乳が実現した。
授乳をしたラリッサ・ウォーターズ上院議員(緑の党共同副党首)は同日にTwitterを更新。「娘のアリアが連邦議会で授乳された初めての赤ちゃんになったことを誇りに思います。議会には、もっとたくさんの女性や親たちが必要です」とコメントした。
オーストラリア議会では、2016年に規定が改正され、子供を持つ母親や父親が子連れで議場に入ることが認められた。それまでは、赤ちゃんへの授乳が必要な議員は代理人によって投票を行なっていた。
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ウォーターズ上院議員はこの規定改正に尽力した人物のひとり。9日の議会に出席した際、生後2カ月になる娘・アリアちゃんがお腹を空かせて泣き出したため、今回の「歴史的授乳」をするに至ったと言う。ウォーターズ上院議員はニューヨーク・タイムズ紙の取材に対し、以下のように述べている。
「授乳は、女性たちが昔からしてきたもので、普通で自然なことです。そういった意味では、今回の一件が大きなセンセーションを引き起こしたことに少し違和感を感じています。本音で言うならば、議場で授乳をすることがニュースにならないくらいに、もっと多くの若い女性議員が増えてほしいと思っています」
■関連画像集「授乳するママたち」
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