気候変動や科学関連の研究予算を大幅に削減する方針を打ち出しているドナルド・トランプ大統領に抗議するため、世界500以上の都市で4月22日、科学者たちの呼びかけで「マーチ・フォー・サイエンス」(科学のための行進)が行われた。
マーチ・フォー・サイエンスは、トランプ氏の環境政策が地球にもたらす壊滅的な影響を知らしめるため、地球の環境について考える「アース・デー」(地球の日)に合わせて行われた。
科学者や、科学を信奉する人はそれぞれがウィットに富んだ抗議のプラカードを持って参加した。優れたプラカードをいくつか紹介しよう。
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「真実と考えることを決める政治ではなく、真実が政治を決める世界が夢だ。――ニール・ドグラース・タイソン」「大量絶滅を止められる人は、あなたしかいません」
(ホワイトハウスを指して)ここには知的生命体の痕跡がない…。
友人のサラにプラカードを見せるデモ参加者のレイチェル・ ミズナー (右)/ COURTESY OF RACHEL MISNER
科学予算の削減に私は「相対的に」怒っている!
オーストラリア・シドニーのマーチ・フォー・サイエンスで見かけたプラカード。/ DAVID GRAY / REUTERS
「科学が私の命を救った」「進化が禁止されたら、革命を起こすしかない」
今日のフィラデルフィアであったマーチ・フォー・サイエンスのデイビッド と私のプラカード
革命は査読される(ギル・スコット・ヘロンの曲「革命はテレビ中継されない」になぞらえたもの)
グレート・バリア・リーフを再び偉大にしよう!
マルコ・ブレンシアリアは、 グレナダでジカウイルスの疫学を研究しています。生物多様性の損失は新薬研究を損なうとのことです。
ノイマイヤー南極基地 lllの越冬隊員より:
私たちはインターナショナル・マーチ・フォー・サイエンスを支援します。
「人生に恐れるべき事は何もなく、ただ理解するだけなのです。今はもっと理解すべき時で、そうすれば恐れることはもっと少なくなります」
マーリー・キュリー
スバールバル諸島とグリーンランドから#Antarctic(南極圏)まで、地球の両極で#MarchForScience ノイマイヤー南極基地 (ドイツ) からのメッセージ!
糖尿病も、感染症も、気候変動も、誰に投票したかなんておかまいなし(don't give a damn)!科学を支持しよう(D/ドビニウム、A/アルミニウム、Mn/マンガンにひっかけている)
マーチ・フォー・サイエンスの準備完了
氷にアジェンダなんてない。ただ融けるだけ。
ロンドンのマーチ・フォー・サイエンスに集まったデモ参加者。/ DANIEL LEAL-OLIVAS VIA GETTY IMAGES
往診するのは医者だ。連邦保安官じゃない。
科学のために立ち上がったヒーローたちと一緒にマーチ・フォー・サイエンスに参加するなんてワクワクする
地球を救え。犬がいる惑星は地球だけだ
バッドアス・クロススティッチからひらめいて、マーチ・フォー・サイエンスの模様としてクラウドファクトリーからプラカードに刺繍してみた(ちょっと修正)
地球を再びクールに
科学は種を救う!
科学で種の保存に取り組むCREWの動物園チームに感謝!
オレンジ剤(枯葉剤) #45 この違法物質を禁止せよ(トランプ氏の顔色がオレンジ色がかっていることに引っ掛けたもの。45とは、45代大統領のこと)
科学は嘘に対する治療法だ
ニューヨークのサイエンス・フォー・マーチで見た最高のプラカード
ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。
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