過労による体調不良で休業中だったフリーアナウンサーの小林麻耶(37)が4月3日、情報バラエティー番組『バイキング』にVTR出演し、11カ月ぶりに仕事復帰した。番組ではタレント・坂上忍との対談映像が流れ、復帰にあたっての心境や、乳がんで闘病中の妹・小林麻央への思いなどを語った。
麻耶は2016年5月19日、同番組の生放送中に体調を崩して病院に緊急搬送され、6月1日に体調不良で休養すると所属事務所が発表した。テレビ番組の生出演はまだできる状態ではないとして、3月30日に行われた坂上との対談映像が放送された。
麻耶は休業中の生活について、「最初の方は自分の心と体を取り戻すのに必死だった」と振り返った。休業した当初は「自分のペース以外のものについていけなくなってしまった」と話し、乗り物の速度がとても早く感じられ、電車や車はおろか、自宅マンションのエレベーターにも乗れなくなってしまったという。
しかし、妹・麻央のためなら外出できたといい、病院のお見舞いに行くことが原動力のひとつになっていたと語った。
「妹も大変な状況がやってきていたので、そういう時って何か底力が出てきてしまう。自分のためには外出できないんですよ。でも妹のためには外出ができるんですよね。妹がどうしてもここに行きたいと言うとそこはついて行けたりですとか。逆に妹がいるから安心しているというのもあると思うんですけど、病院もお見舞いも行けるんですよね。これが不思議な力なんだなと思うんですけど。どうしても行きたいという気持ちが勝っていたので、そっちを優先していったら、徐々に治っていった」
また、坂上から闘病中の麻央の体調について聞かれると、「一進一退の状況が続いている」と厳しい状況が続いていると明かしたが、「辛い状況にも関わらず、自分の心配をしてくれて献身的に傍にいてくれた」と妹に対して感謝の気持ちを述べた。
麻央は、姉のテレビ復帰に先駆けて1日にブログを更新。「これまで応援して下さった皆様本当にありがとうございます」と感謝のメッセージを綴った。麻央はブログで、姉が体調を崩した当時を振り返り、姉を気遣う思いを以下のように語っている。
姉が倒れた日
ぶるぶる震えながら
「まおちゃん ごめん。
助けられなくて まおちゃんごめん。
でも もう大丈夫。私が救うから。」
と叫んでいたことを思い出します。
私にとって大切な大切な姉です。
悲しませたくないのです、本当は。
明るい姉は小さいときからいつも
私を助けてくれましたが、
どんな状態でも変わりなく、
私の支えでした。
(”新年度スタート” 姉、そして父と母|小林麻央オフィシャルブログ「KOKORO.」Powered by Amebaより 2017/04/01 21:07)
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