「プラスサイズモデル」と呼ばれるぽっちゃりした体型のモデルがアメリカでは浸透しつつあるが、大手小売店「ターゲット」の最新水着広告でも、プラスサイズを含む様々な体型のモデルが起用されている。
モデルたちの身体には、肉割れやセルライトがある。ターゲットによると、写真は一切修正していない。
(TARGET)
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ターゲットはこれまで、様々なモデルを起用して、どんな身体でも美しいという「ボディ・ポジティブ」「インクルーシブ」のメッセージを伝えてきた。
2年前の2015年にも、様々な体型の女性をモデルにした広告をつくっている。
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またターゲット・オーストラリアは、2015年に50代の女性を水着モデルに起用した。
それ以外にも、身体に障害のある子供たちをモデルに起用したり、おもちゃコーナーで「男の子用」「女の子用」といった性別を特定するサインをなくしたりする取り組みをして、注目を集めた。
ターゲットは、4月にビクトリア・ヴェッカムがデザインする新しいブランドラインを立ち上げるが、そこでもプラスサイズを用意するという。
様々な体型のモデルを起用し、写真を修正しない企業はターゲットだけではない。
今回のターゲット広告モデルの一人である、デニス・ビドットは、2015年にレディスウェアブランド「Lane Bryant(レーンブライアント)」の水着モデルに起用された時にも、肉割れのある身体を披露した。
「ありのままの姿をうつしたこの写真、大好きです。肉割れも含めた私の身体を気に入ってくれたレーンブライアントに感謝」
写真を修正しないことは、企業にとってもプラスになっている。2015年に写真修正をやめたファッションブランドAerie(エアリー)は、同年の売り上げが20%伸びた。
また、売上だけではなく、お客とのつながり強化にもつながっているようだ。今回のターゲット水着広告のリリースには、こんなコメントが寄せられている。「水着の広告を見て、私も水着を着たら素敵になれるって思えたのは初めてです!」
ハフィントンポストUS版に掲載された記事を翻訳・編集しました。
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