「美女と野獣」でまたもや成功を収めたエマ・ワトソンは、新たにグリンゴッツ銀行の金庫を借りる必要があるかもしれない。
ハリウッド・リポーター誌によると、「ディズニー映画を実写化した同作が、仮に期待されている興行収入を達成した場合、ワトソンは1500万ドル(約17億円)の出演料を手にすることになる」と関係者が明かしたという。
彼女に対して提示された金額は300万ドル(約3億4000万円)と報じられているが、同作の興行収入により彼女の出演料の総計はそこから大幅に跳ね上がるとみられている。
しかし、ワトソンの「美女と野獣」の出演料は、「ハリーポッター」シリーズ8作品への出演で彼女が稼ぎ出したとされている6000万ドル(約67億5000万円)には及ばない。
関係者らは、最近の女性主演による実写化ディズニー映画の例として、2014年に公開されたアンジェリーナ・ジョリー主演の「マレフィセント」を挙げ、そこからワトソンの出演料を推測している。
「マレフィセント」は全世界で7億5900万ドル(約854億円)の興行収入を達成しており、ジョリーは利益配当を除いても2000万ドル(約22億5000万円)を手にしたと報じられた。
3月17日に全米公開となった「美女と野獣」は、公開初日の興行収入で歴代10位以内に入ることが予想されている。ワトソンが今後しばらく金銭的な問題に直面することはないといえるだろう。
同作はすでに17日の段階で6380万ドル(約72億円)の興行収入を達成しており、週末の興行収入は合計で1億7000万ドル(約192億円)に上るとみられている。
さらに同作は「ファインディング・ドリー」を抜いてPG指定作品(小学生以下の鑑賞には保護者の同伴が望ましいこと)の興行収入記録を塗り替えるとともに、3月公開の映画としても史上最高の興行収入を達成するとの予測が立っている。
「美女と野獣」でワトソンさんと共演しているダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンズ、ジョシュ・ギャッドらの出演料については不明だが、過去にはハリウッドの男女の賃金格差について発言したこともある彼女にとって、今回の出演料は紛れもない勝利だ。
「『気難しい』とか『女王様気取り』だと思われるので、お金の話はしないようにしているんですと、ワトソンは2016年にエスクァイアUK誌に語った。
「でも今は、『女王様でもフェミナチ(保守派のフェミニストに対する蔑称)でも、気難しいでも一級世界のフェミニストでも、好きなように呼んでくれてかまわない』という気持ちもあります。そんなことで、正しいことをしようとする私は止められません。」
ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。
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