背景には、美しく輝くオーロラ。こんなロマンチックな空間でプロポーズされたら、一生で一番の思い出になりそうだ。
オーストラリアの写真家デール・シャープは、頭上にオーロラが広がるノルウェーのロフォーテン諸島で、7年間付き合った恋人のカーリー・ラッセルにプロポーズした。
デールとカーリーはともに写真家だ。オーストラリア・クイーンズランド州を拠点に、「DKフォトグラフィー」というチーム名で活動している。
これまでに、オーロラを30回以上撮影してきたふたり。しかし、プロポーズした時のオーロラは「これまで見た中で、一番素晴らしい色だった」と、デールはデイリー・メールに語った。
プロポーズの瞬間を撮影するために、デールはタイマーをセットして自分たちの写真を撮ろうとカーリーを誘った。
この素晴らしいオーロラを最高のロケーションから撮りたいと思っていたカーリーは、最初は嫌がったが、最後には折れて一緒に写真にうつることにした。
その後に、カーリーにとってのビッグサプライズが起こる。カメラをセットしたデールが、片膝をついてひざまずき、結婚を申し込んだのだ。
その時のことを、カーリーはハフィントンポストUS版にこう語る。
「とにかくもう、驚きました。プロポーズされるなんて、全く考えてもいなかったから。私は、オーロラの写真を撮りたいから急いで移動しようとデールをせかし続けていました。
ところが彼は、カメラをセットしひざまずいたんです。信じられないくらいびっくりしたけれど、もちろん『はい!』と答えました」
実は、デールは9カ月前にアイスランドでプロポーズする予定だった。ところが、予想もしていないハプニングが起こった。
デールはいつも、カーリーが使っているローションを「高いし自分の母親世代が使う商品だ」とからかっていたのだが、そのローションのボトルに婚約指輪を隠していた。
しかし荷物が重量オーバーだったため、カーリーは空港でローションを捨ててしまった。中に4000ドルの指輪が入っていることを知らずに……。そのことを、旅の後半になってようやく知ったデールは愕然とした。
「冷静を装って『わかった』と彼女に伝えましたが、心の中では大声で叫んでいましたが。しかも、彼女には本当のことを言えない。そうやってプロポーズ計画はだめになってしまいました」
そしてデールは、別のリングを買うために、またお金を貯めなければいけなくなった。
デールとカーリーは、ネットで知り合った。オーストラリアの反対側に住んでいたふたりは、初めて会った時にゴールドコーストで夕日を一緒に撮影したという。
それから7年の時を過ごして婚約したふたり。今のところ結婚式を挙げる予定はないそうだ。その理由とは……。
「婚約指輪を2つ買ったので、結婚式の資金は後回しになってしまいました!」
結婚してからも、ふたりは一緒に美しい写真を撮影し続けるのだろう。
プロポーズの地であるノルウェーも含め、ふたりがこれまでに撮影した美しい写真を紹介しよう。
ノルウェー
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オーストラリア
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ハフィントンポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。
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