国際女性デーの3月8日、世界中で「女性がいなくなる日」デモが計画されている。
このデモを組織するのは、トランプ大統領就任式翌日に行われた大規模デモを計画した団体「ウィメンズ・マーチ」。
3月8日「女性がいなくなる日」に、彼らが呼びかけているのはこの3つだ。
・仕事を休む(家事などの無給の仕事も)
・女性やマイノリティが経営する小さなお店以外では、お金を使わないようにする
・赤い服を着て、一致団結を示す
仕事を放棄し、お金を使わないことで、女性が経済にどれほど影響与えているかを伝える。また、女性だけでなく、男性の参加も歓迎されている。
デモで訴えるメッセージは、各国様々のようだが、ドナルド・トランプ大統領に抗議するアメリカでは、幼稚園から大学まで、少なくとも16の学校が休校を発表している。女性を中心とした教員がデモに参加するためだ。
ハフィントンポストUS版によれば、そのうちの一つ、ニューヨーク・ブルックリンにある幼稚園「メイプル・ストリート・スクール」は先週、子供たちと両親に次のような手紙を送った。
「メイプル・ストリートでは子供たち全員に、声を持つことの大切さ、その声を思いやりと共にしっかりと伝えることの大切さ、自ら計画する大切さ、そして、なぜこうなるのだろうと考えることの大切さを教えています。
また、間違っている時に声をあげる方法、正しいことを守るためにデモをする方法、地域社会に還元する方法、そして何が正義かを理解する方法を教えています。
そして、個々の違いから目を背けるのではなく、違いを温かく受け入れることで、私たちが子供たちを愛していて、彼らの多様な生き方、性格、家族をサポートしていると示しています。
だから今回私たちスタッフは、ただ子供たちに教えているだけではない、実行するんだと伝えるために、仕事を休みます」
ただ、どうしても子供の面倒を見てもらう必要がある親たちのための支援も準備しているという。
2017年1月21日、ワシントンD.C.で行われたウィメンズ・マーチ
■ 東京では?
東京で行われる「女性がいなくなる日」、実行団体のウィメンズ・マーチ東京がデモや集会で訴えるのは「社会での生きにくさ」だ。
生きにくい理由が何なのかがよくわからない、モヤモヤしているんだけど、どうしたらいいかわからない、と思う女性たちが集まって「生きにくい」という声を共有する。性別に関わらず、女性も男性も参加できる。
デモに参加する人たちも、ツイートしている。
東京で開かれる集会やデモの詳細は、ウィメンズ・マーチ東京のウェブサイトから。
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