アメリカのドナルド・トランプ大統領は2月24日、Twitterで情報機関を改めて攻撃した。トランプ氏は、「FBIは国家安全保障の『情報漏洩者』を完全に止めることができていない」と、FBIを攻撃した。
FBIは、政府に長年浸透してきた国家安全保障の『情報漏洩者』を完全に止めることが出来ていない。彼らは……
FBI内部にいる情報漏洩者ですら見つけることが出来ていない。 甚大な影響をもたらす可能性がある国家機密情報がメディアに流れている。今すぐ見つけ出すんだ。
CNNとAP通信は23日、ラインス・プリーバス首席補佐官がFBIに対し、「大統領選でトランプ陣営がロシアの政府関係者とは接触してなかった」と発表してほしいと要請していたと報じた。トランプ大統領のFBIに対する攻撃は、この報道が広まった数時間後から始まった。
FBIのジェイムズ・コミー長官は、トランプ陣営とロシア政府関係者の違法な接触について調査中であることを理由に、プリーバス氏の要請を断った。
コミー長官は2016年10月28日、大統領選直前に民主党の大統領候補だったヒラリー・クリントン氏の私的メール問題を再捜査すると決定した後に批判された。この操作では何の情報も得られなかったが、民主党は再捜査がクリントン氏の選挙活動にダメージを与えたと主張した。
ホワイトハウスは、選挙運動中にトランプ氏の部下がロシアと「常時連絡」をしていたというニューヨークタイムズとCNNの当初の報道を繰り返し否定している。
トランプ氏のツイートは、ホワイトハウスがFBIに干渉しようとしたとの報道を否定したのではなく、アメリカに「壊滅的な影響」を及ぼす可能性のあるFBIの「情報漏洩者」を対象とするものだった。
情報機関は、トランプ政権との関係に懸念を募らせている。マイケル・フリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)が選挙前からロシアの政府間関係者と接触していた問題を追及されて辞任した時と同様に、トランプ氏は情報機関内部の「情報漏洩者」たちを攻撃し始めた。
トランプ氏は2月の記者会見で、「情報機関から資料が流出し、様々な機密情報が漏えいしている」と語った。 「これは犯罪行為だ。私が大統領に就任する前からずっと続いているが、今は本当にひどい状態だ。そして国民はヒラリー・クリントン下の民主党がやらかした膨大な情報漏洩をかばおうと、見て見ぬふりをしようとしている」
ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。
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