アメリカのドナルド・トランプ大統領政権は、「自認する性に応じたトイレの使用を許可するよう求めるガイドラインを撤回する」と2月22日に発表した。
この発表は、自分の認識する性別のトイレを使いたいと願う、トランスジェンダー(心と身体の性が一致しない人)たちを不安にさせている。
そんな不安な気持ちを抱えているトランスジェンダーをサポートするため、ビヨンセやケイティ・ペリーらセレブたちが「あなたはひとりじゃない」「一緒に闘おう」というメッセージをSNSで発信している。
ビヨンセ
LGBTQの生徒のみなさん、私たちはあなたの味方です。あなたのサポートをハッシュタグ #protecttransyouth (#トランスジェンダーの若者を守る)や、GLSEN(LGBTQの生徒の安全を守る団体)のハッシュタグ #KindnessInAction (#優しさを行動で示す) でシェアしてください。
ケイティ・ペリー
友人であるトランスジェンダーのみんなへ。もし今夜つらい気持ちを抱えているなら、@TrevorProjectと@Translifeline(若いトランスジェンダーをサポートする団体)にコンタクトしてみて。全ての人にとって平等な社会になりますように!
エレン・デジェネレス
恐怖心を抱えている人、そして希望を失っている人たちに知って欲しい。私たちはあなたの権利を守るために、闘うことをやめないからね。
ジョージ・タケイ
トランプ政権のLGBTへの攻撃が始まった。街頭で闘う準備をしよう。LGBTのサポーター、準備はいいか?
レナ・ダナム
10代のトランスジェンダーたちへの愛で、ヘイト&無知と闘いましょう。彼らは今とても厳しくてつらい状況にあります。彼らがもっと生きやすくなるために、私たちのサポートが必要です。
クリス・エヴァンス
LGBTQコミュニティへ、今日の(トランプ政権が発表した)メッセージ、すごく残念だ。彼らの声が全てじゃない。我々は、君たちを愛している。
ジョッシュ・グローバン
トランスジェンダーコミュニティーのみんなへ。私たちはあなたたちのために闘い、あなたたちをサポートします。助けたいと思っている人がいます。
ベン・プラット
トランスジェンダーの権利は人間の権利だ。以上!
今回トランプ政権が撤回すると発表したガイドラインは、オバマ前政権時代につくられたものだ。
「本人が認識している自分の性別(性自認)を、その児童・生徒の性別として扱わなければならない」というもので、トランスジェンダー(心と身体の性が一致しない人)の児童・生徒たちは、生物学上の性別に関係なく、本人が認識する性別のトイレを使用できるようになった。
トランプ政権は、この政策を撤回してトイレの使用許可を州や学区に任せるとしている。
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