忍者の発祥の地として知られる滋賀県甲賀市で、2月22日(ニンニンニン)の「忍者の日」に合わせて赤や青、黒、黄色のカラフルな装束の忍者たちが市役所に現れた。
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甲賀市は、忍者の住居として元禄時代に建てられ、どんでん返しや落とし穴などのからくりが施された忍術屋敷が、日本で唯一現存する。同じく忍者の里として有名な三重県伊賀市と同様に、「忍者の日」の2月22日を「ニンニンニン」と読み、忍者にまつわるさまざまな催しをしている。
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忍者に変身したのは、観光企画推進室、商工政策課、広報課、危機管理課などの職員約30人。忍者の日をPRしようと、2月20日から24日の5日間、忍びの衣装を身に付け業務に当たっている。電話を取ったり、パソコンを使ったりしたほか、イベントなどで衣装を披露している。
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甲賀市は毎年、忍者の日に合わせて職員が衣装を着ており、今回が3回目。当日22日夜には、忍者の魅力や市のPRへの活用方法を語るパネルディスカッションが開かれる予定で、岩永裕貴市長が忍者姿で参加する。
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甲賀市の職員は22日、ハフィントンポストの取材に対し「衣装を通じて忍者の日に注目してもらい、市のPRにつなげたい。市民の方にも、自分の街が忍者の里だと再認識してほしい」と期待した。
■関連画像集「桃源郷祖谷の里」
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