北朝鮮が弾道ミサイル発射 日米共同声明に反発か

菅義偉官房長官は2月12日、日本時間午前7時55分ごろに北朝鮮西岸から弾道ミサイルが発射され、日本海に落下したと見られると発表した。

菅義偉官房長官は2月12日午前7時55分ごろ、北朝鮮西岸から弾道ミサイルが発射され、日本海に落下したと見られると発表した。日本の排他的経済水域(EEZ)内ではないと推定され、現時点では航空機や船舶への被害は確認されていないという。

北朝鮮が弾道ミサイルを発射したのは2016年11月、アメリカ大統領選挙でトランプ氏が勝利してから初めて。

韓国の聯合ニュースは、中距離用弾道ミサイル「ムスダン」かどうか確認中とした上で、軍関係者が「米国側がどう対応するか出方をうかがうための武力示威と判断される」と述べたと伝えた

北朝鮮をめぐっては10日午後(日本時間11日未明)に開かれた安倍首相とアメリカのトランプ大統領との首脳会談で、共同声明を発表。北朝鮮に対し、核や弾道ミサイルの開発計画を放棄し、さらなる挑発行動を取らないよう求めていた。今回の弾道ミサイル発射は、日米共同声明への反発を示した可能性がある。

■関連スライドショー(北朝鮮の軍事パレード)

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