ハワイのキラウエア火山プウ・オオ火口から太平洋に向かって溶岩が滝のように流れ出す光景がカメラに捉えられた。
ハワイ島にあるキラウエア火山の溶岩が海に流れ出した「火のホース」は、研究者たちの関心を集めている。
溶岩流は幅およそ2メートル、海岸の崖に幅広い割れ目がある場合は、その地域が不安定になっている可能性がある。
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海へ流れる溶岩の柱
アメリカ地質調査所(USGS)のウェブサイトによると、撮影された映像には、溶岩が崖の割れ目へと流れ出し、それが水面に達すると「スパター(溶けた溶岩の破片)が空気中に高く舞い上がる脈打つような沿岸爆発」が起こる様子が記録されているという。
「これらの燃えるような砕屑物の一部は、海の入口へ続く海岸の崖の上に落ち、小さなスパターコーン(溶岩滴丘)を形成している」と、USGSは説明している。
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「とりわけ大規模な爆発の間には、スパターは崖の約2倍の高さにまで吹き上がった」
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溶岩流は幅2メートルと考えられている
また、沿岸爆発により海と陸の両方に危険な状態が生じていると警告している。
プウ・オオ火口の噴火は1983年から続いており、USGSによると「過去5世紀の間、この火山の東リフトゾーンで最も溶岩流出量が多い」場所だという。
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ハワイ火山国立公園では、流れ続ける溶岩流を安全に見学できる観察エリアを設けている。
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海岸の崖の割れ目はその地域が不安定になっていることを示している
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溶岩は1月28日ごろ吹き上がり始めたとみられる
ハフィントンポストUK版より翻訳・加筆しました。
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